クリスマスまで、あとわずか。
子どもたちの話題にも、サンタさんのプレゼントのことが登場しているのではないでしょうか。
さてさて、5回に渡ってお届けしてきた保育エピソードですが、今日が最終回です。
お正月が過ぎると、年度末まではあっという間ですね。
先生方には、子どもたちとの楽しいひとときを、ゆったりと過ごしていただきたいです。
今日は、心がほっこり暖かくなるエピソードです。

最初は、ペンネームしゅうさんからの作品です。

いつもはやんちゃで言葉遣いも荒く、ケンカばかりしている5歳児のRくん。
食事中の友だちとの会話で、

Yくん「あったかいもの飲むと、体があったかくなるねんなあ」
Rくん「ちがうで~、心があったくなるねんで

絵本が大好きなRくん。
やさしい心はしっかり育っていました。


お次は、ペンネームかよっちさんからの作品です。

毎日、逆上がりの練習しているMちゃん。
まわりのお友だちができるようになる中、なかなか成功しません。
ある日、彼女の手を見たら、まめがつぶれていました。

私「もうやめよう」
Mちゃん「先生、あきらめちゃだめなんだよ。あきらめちゃ何にもできなくなるって先生も言ってたじゃん。Mはね、ここで逆上がりをやめたら、もうできない人になっちゃう。そんなのは、いやなの」

私は彼女の頑張りを踏みにじるところでした。
その日の夕方、まるで神さまが見ていたかのように、くるりんとまわれるようになりました。もう、私もMちゃんも、見守っていたまわりの子たちも大喜び!
迎えに来たお母さんに話ながら2人で号泣してしまいました。
何年保育士をやっても、子どもから教わることはたくさんありますね。